教員紹介

地域環境工学科 農業土木コース・農山村環境コース

佐々木 長市 教授

SASAKI Choichi

専門分野:
農地環境工学

  • キーワード:
  • 成層水田
  • 土壌間隙構造
  • 浸透形態
  • 土壌汚染対策
  • カドミウム

研究内容

日本では弥生時代より水田が作られ、生産性の向上を目的に研究がなされてきている。

本研究室では、主に以下の3点の研究を中心に実施している。

  1. 成層水田の浸透形態とその層内に及ぼす影響を解明している。具体的には、開放浸透と閉鎖浸透の相違が層内諸現象(酸化還元や溶質)に及ぼす影響を調査研究している。この研究で農業農村工学会の学会賞を受賞している。
  2. 水田の土の間隙構造がどのようになっているかについての解明をX線装置を用いて、3次元撮影により解明を試みている。その結果、200年前に堆積した地層にも植物の根が作った「根成孔隙」が存在することなどを明らかにしている。
  3. 水田の土壌汚染対策として客土が実施されているが、その効果の解明を浸透形態と関連付け解明することを実施している。客土の効果対策の安全性の面から、浸透形態との関連を明確化することに取り組んでいる。その成果は、学会等で報告している。

また、白神山地の土壌の研究や不耕起水田の調査などにも取り組んでいる。

2023年2月26日 更新
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