教員紹介

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佐藤 孝宏 さとう たかひろ

  • 英語表記 SATO TAKAHIRO
  • 職名 准教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 国際園芸農学科
  • 専門分野 国際農業開発論 熱帯農学
  • email t.sato [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 3834

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

 熱帯諸国における農業・農村開発について学際的な視点から研究を行っています。
 特に環境、技術および制度の変化に対し、地域住民がどのように対応し生計を確保しているかについて分析を行っています。

研究テーマ

①熱帯乾燥・半乾燥地における農業システムの変容が地域住民の暮らしに与える影響

 降水量が少なく年変動も大きい乾燥・半乾燥地では、限られた水資源を有効に利用するため、地域の水文環境に適応した農業システムが長い間維持・管理されてきました。しかし、地球温暖化、市場経済の浸透、グローバル化など、農業システムを取り巻く様々な「環境」は、近年大きく変容しています。歴史的に発達した農業システムとともにあった人々の生活が、どのように変化しているのかについて、統計資料や衛星画像の分析、現地調査などにより研究を行っています。

インド・タミルナードゥ州のため池灌漑地域では、近年の急速な経済発展により住民の暮らしが大きく変化しています

②持続可能性指標に関する研究 

 産業革命以降の世界で「先進国」となった欧米や(戦後の)日本のような国々では、多くの場合、社会の目標が「生産」、特に「生産性の向上」に集約されてきました。しかしながら、真に持続可能な社会を構築するには、われわれ人間の営みを地球規模の物質・エネルギー循環や、多様な生物世界の営みの中に位置づけてゆく必要があります。このような視点から、国際機関等で開発された持続可能性指標を分析するとともに、新指標の開発を通じて「生産中心主義」を相対化した世界観を提示しようとしています。

人間開発指数(上)と生存基盤指数(下)(どちらの図も青は評価が低く、赤は評価が高い)

略歴

新潟県新潟市生まれ
1991年 3月 電気通信大学電気通信学部電子情報学科 卒業
1991年 4月 株式会社 新潟日報社 総務局電算部員(~1996年3月)
1998年 3月 宇都宮大学農学部生物生産科学科 卒業
2000年 3月 京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻 修士課程 修了
2001年 5月 Visiting Research Associate, International Center for Agricultural Research
      in the Dry Area (ICARDA)(~2003年6月)
2006年 3月  京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻 博士後期課程 修了
2006年 4月  京都大学東南アジア研究所 教務補佐員
2006年 6月  京都大学東南アジア研究所 研究員
2007年10月  京都大学東南アジア研究所 特定研究員
2009年11月  京都大学東南アジア研究所 特定助教
2012年 4月  Post-doctoral Fellow, International Rice Research Institute (IRRI)
2014年 4月  Project Scientist, International Rice Research Institute (IRRI)
2015年 4月  人間文化研究機構 総合人間文化研究推進センター 研究員
        (兼 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 客員准教授)
2017年 4月 弘前大学農学生命科学部国際園芸農学科 准教授

業績

【学術論文】

・Factors affecting inactive land transactions in a semi-arid area -case of tank-irrigated village in Tamil Nadu. INDAS South Asia Working Paper 23. (単著、2019年)

・青森県農業・食料品製造業における外国人技能実習生の受け入れの課題と展望~ベトナムからの技能実習生を中心として.青森県農業経営研究協会 平成30年度農業経営研究等支援事業成果報告書(単著、2019年)

・Disaster aid targeting and self-reporting bias: natural experimental evidence from the Philippines. Sustainability http://dx.doi.org/10.3390/su11030771. (共著、2019年)

・On-farm assessment of different rice crop management practices in the Mekong Delta, Vietnam, using sustainability performance indicator. Field Crops Research 229:103-114. (共著、2018年)

・Overview of food-water-energy nexus in India: with special reference to Punjab and Tamil Nadu. Paper presented in the 8th INDAS-South Asia International Conference Toward Sustainable Development of India and South Asia (単著、2016年)

・Evolution of water-intensive agriculture from 1909/10 to 2009/10 in Tamil Nadu, India – The case of Madura district -. Paper presented in TNAU-INDAS International Conference “Toward Sustainable Development of India and South Asia: Population, Resources, and Environment”(単著、2016年)

・Humanosphere potentiality index: Appraising existing indicators from a long-term perspective. The International Journal of Social Quality 6(1):32-66.(共著、2016年)

・指標からみたインド-環境の持続可能性と社会経済開発の現状- 『現代インド研究』4:71-88.(単著、2014年)

・Beyond water-intensive agriculture: expansion of Prosopis juliflora and its growing economic use in Tamil Nadu, India. Land Use Policy 35:283-292. (単著、2013年)

・Irrigation system and land use effect on surface water quality in river, at lake Dianchi, Yunnan, China. Journal of Environmental Science 25(6):1107-1116.(共著、2013年) 

・The effects of expansion of private wells on rural livelihood in tank intensive watersheds: a case study in upper Gundar river Basin, Tamil Nadu. Southeast Asian Studies 49(1):124-150 (共著、2011年)

・The effects of expansion of private wells on rural livelihood in tank intensive watersheds: a case study in upper Gundar river Basin, Tamil Nadu. Southeast Asian Studies 49(1):124-150 (共著、2011年)

・Effect of supplemental irrigation on leaf stomatal conductance of field-grown wheat in northern Syria. Agr.Water Manage. 82:223-236(共著、2006年)

・The validity of predawn leaf water potential as an irrigation timing indicator for field-grown wheat in northern Syria. Agr.Water Manage. 82:223-236(共著、2005年)

 

【著書】

(共編著)

・『生存基盤指数―人間開発指数を超えてー』京都大学学術出版会(2012年)

     序章  生存基盤指数の目指すもの (共著)

  第3章 地球圏総合指数とその構成要素 (単著)

     第4章 生命圏総合指数とその構成要素 (単著)

  第6章 生存基盤指数からみた世界 (共著)   

 

(分担執筆)

・Reconsidering Development Mechanisms of Tropical Agriculture: Focusing on Micro-Development in Mainland Southeast Asia” In Lopez M.I and Suryomenggolo J. (eds.) “Environmental Resources Use and Challenges in Contemporary Southeast Asia: Tropical Ecosystems in Transition”, Springer Nature Singapore(共著、2018)

・”Livelihood Transformability in Indian Villages with Poor Water Resources: The Case of Tamil Nadu”. In Mio et al. (eds.) “Structural Transformation in Globalizing South Asia: Comprehensive Area Studies for Sustainable, Inclusive, and Peaceful Development”, Senri Ethnological Studies (単著、2017)

・「南アジアの生態と社会」佐島隆ほか編『国際学入門 言語・文化・地域から考える』法律文化社 pp.112-118.(単著、2015年)

・「環境の多様性と文化の多様性」田辺明生ほか編『シリーズ現代インド1 多様性社会の挑戦』東京大学出版会 pp.39-60.(共著、2015年)

・「熱帯生存圏における農業発展のメカニズム」柳澤雅之ほか編『地球圏・生命圏の潜在力-熱帯地域社会の生存基盤―』京都大学学術出版会 pp.112-118.(共著、2012年)

 

研究室・ゼミ

 〇 熱帯諸国の農業・農村に関連する研究テーマを自分で設定し、卒業研究を進めます。
 具体的なテーマには以下のようなものがあります。
 ・自助組織の形成を通じたインド農村女性のエンパワーメント
 ・インド農村女性の主観的幸福感とその構成要素
 ・コメ生産「自由化」に向けた青森県内稲作農家の生計確保戦略
 
 〇 研究計画→調査票の作成→フィールドワーク→調査結果の分析→研究発表という、
 一連の流れを学ぶために、1週間程度のゼミ調査旅行を3年次に実施しています。
インドネシア・パプア州(2018年)
ベトナム・カントー市(2019年)

キーワード :
2022年9月21日 更新

佐藤 孝宏 Array

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