教員紹介

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樋口 雄大 ひぐち ゆうだい

  • 英語表記 Yudai Higuchi
  • 職名 助教
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 分子生命科学科
  • 専門分野 微生物化学
  • email yhiguchi [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 0172-39-3774
  • ホームページ

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

 自然界には多種多様な微生物が存在していますが、従来の培養法で培養されている微生物は1%に満たないと言われております。すなわち、残りの99%の未培養の微生物の機能はこれまで明らかになっていないことになります。このように私達はまだ微生物の機能をほとんど把握できていません。無限の可能性を秘めた微生物から様々な機能を解明し、それを巧みに利用していくことで、新しいバイオテクノロジーを創出することが期待されます。もちろんそれは決して簡単なことではないですが、日々挑戦し続けていくことで、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。共に学び、研究してくれる方を歓迎します。一緒に頑張っていきましょう。

研究テーマ

 植物細胞壁成分の約15~30%を占めるリグニンは、p-ヒドロキシ桂皮アルコール類が脱水素重合して生成する無定形な高分子の芳香族化合物です。自然界においてリグニンは、担子菌類等が分泌する一電子酸化酵素によってランダムに低分子化された後、バクテリアの特異的な酵素系によって無機化されると考えられています。当研究室では主に、バクテリアのリグニン由来芳香族化合物代謝に関わる酵素や遺伝子の機能に着目して研究を行っています。

 またリグニンは地球上で最も多く存在する芳香族資源ですが、難分解性かつ複雑な構造であるため、これまで有効な利用方法が見い出されていません。そこで当研究室ではバクテリアが持つ多種多様で特異的な酵素機能を利用することで、リグニンから様々な化成品原料を生産するバイオプロセスの創出を目指した研究も進めています。

略歴

2012年  一関工業高等専門学校 物質化学工学科 卒業

2014年  長岡技術科学大学 工学部 卒業

2016年  長岡技術科学大学大学院 工学研究科 生物機能工学専攻 修士課程 修了

2019年  長岡技術科学大学大学院 工学研究科 生物統合工学専攻 博士後期課程 単位取得満期退学

2020年  同大学院 博士 (工学) 取得

2020年  弘前大学 農学生命科学部 分子生命科学科 助教

業績

[原著論文]

Yudai Higuchi, Daisuke Sato, Naofumi Kamimura, Eiji Masai. Roles of two glutathione S-transferases in the final step of the β-aryl ether cleavage pathway in Sphingobium sp. strain SYK-6. bioRxiv, 2020. (preprint)

 

Yudai Higuchi, Ryo Kato, Koichiro Tsubota, Naofumi Kamimura, Nicholas J. Westwood, Eiji Masai. Discovery of novel enzyme genes involved in the conversion of an arylglycerol-β-aryl ether metabolite and their use in generating a metabolic pathway for lignin valorization. Metabolic Engineering 55: 258–267, 2019.

 

Yudai Higuchi, Shogo Aoki, Hiroki Takenami, Naofumi Kamimura, Kenji Takahashi, Shojiro Hishiyama, Christopher S. Lancefield, Stephen Ojo, Yoshihiro Katayama, Nicholas J. Westwood, Eiji Masai. Bacterial catabolism of β-hydroxypropiovanillone and β-hydroxypropiosyringone produced in the reductive cleavage of arylglycerol-β-aryl ether in lignin. Applied and Environmental Microbiology 84(7): e02670–17, 2018.

 

[総説]

Naofumi Kamimura, Kenji Takahashi, Kosuke Mori, Takuma Araki, Masaya Fujita, Yudai Higuchi, Eiji Masai. Bacterial catabolism of lignin-derived aromatics: New findings in a recent decade: Update on bacterial lignin catabolism. Environmental Microbiology Reports 9(6): 679–705, 2017.

 

[著書]

Yudai Higuchi, Kenji Takahashi, Naofumi Kamimura, Eiji Masai. Chapter 9: Bacterial enzymes for the cleavage of lignin β-aryl ether bonds: properties and applications. In Gregg T. Beckham (Ed), Lignin valorization: emerging approaches, 226–251, Royal Society of Chemistry, 2018. ISBN 978-1-78262-554-4.

研究室・ゼミ

微生物代謝機能学研究室 (2020年度新設)

自然界に存在する多種多様な微生物から木質・草本系バイオマスの分解に関わる代謝機能を明らかにして、それらを物質生産等に応用することを目指して研究を行っています。研究室への訪問・見学を歓迎しますので、気軽にお尋ねください。

[ゼミ・セミナー等]

毎週研究ミーティングと論文紹介セミナーを行っています。また月1回、研究報告会をプレゼンテーション形式で行っています。このように定期的にディスカッションの機会を設けることで、研究の方向性を見失うことがないように心がけています。また研究活動を通して、論理的な文章作成能力やプレゼンテーションスキルなどを向上させることを目指して指導しています。

[成果発表]

国内外の学会や研究会等で成果発表を積極的に行っています。また最終的に国際的な学術誌に研究成果を発表することを目標に研究を行っています。

[研究室でのイベント]

歓迎会、追いコン、花見、暑気払い、忘年会などの他、良い成果が出たらみんなでお祝いするなど、研究室内でのイベントを積極的に設けることでコミュニケーションが円滑に進むように心がけています。もちろん学生からのイベントの提案も歓迎しています。このように当研究室では、「よく研究し、よく遊ぶ」をモットーに日々研究活動に取り組んでいます。

キーワード :
2022年9月21日 更新

樋口 雄大 Array

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