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リンゴ斑点落葉病罹病果 (藤崎農場 1973. 9)
病原菌 Alternaria mali Roberts
病徴  葉、果実、枝に病斑をつくる。葉に発生した場合、初め褐色から暗褐色、径2〜3mm程度の円形斑点が生じ、後に5〜6mmに拡大して赤褐色となり、病斑の表裏面に黒緑色のすす状の分生子が見えるようになる。古くなると灰褐色となり同心円状の輪紋ができ、黄変して落葉する。果実に発生した場合、果点を中心に褐色斑点が現れ拡大して円形となる2)3)。枝に発生すると、徒長枝の中央部付近に多く病斑ができ1枝あたり3〜6個出来る3)
伝染  病原菌は、落葉した被害葉、枝の病斑などで菌糸の状態で越冬する。4月下旬から5月下旬までにこの部分に形成された分生子を飛散させ、これが第一次伝染源となる。
 葉での発生は地域により異なるが東北では7月中旬に急増する2)3)