DATABASE >> リンゴ病害
 リンゴ栽培において病気の発生は果実の収量や品質を大きく左右するばかりでなく、樹体の枯死をもたらす場合さえみられます。
日本のリンゴでは、これまで約65種の伝染性病害が報告されています。これを病原別にみると、菌類(真菌類)が原因となるもの(52種)が大半を占め、その他に、線虫(3種)、細菌(2種)、ウイルス(2種)、ウイロイド(2種)が原因となるものもあります。未だに病原が未確定のもの(4種)もあります。
 本データベースは、リンゴ病害の診断や防除の対応に資することを目的に、主要病害24種を紹介したものです。病徴写真は農学生命科学部植物病理学教室スタッフの撮影によるものを使用し、解説文は関係文献を参照に所属学生の協力を得て作成しました。未収録の病害は今後逐一補充してゆく計画です。
 植物病理学や菌学の教育、研究に積極的に利用していただくことを希望します。

青かび病 赤星病 うどんこ病 疫病 褐斑病
奇形果病 銀葉病 黒星病 こうじかび病 黒点病
さび果病 白紋羽病 すす点病 高接病 炭疽病
灰星病 斑点落葉病 腐爛病 紫紋羽病 モザイク病
モニリア病 ゆず果病 和状さび果病 輪紋病