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リンゴこうじかび病罹病果 (板柳町 1994. 8)
病原菌 (1) Aspergillus glaucus Link: Fr.
(2) A.niger Tiegh.
(3) A.ochraceus Thom
(4) A.tamarrii Kita
病徴  貯蔵中の果実に発生する2)Aspergillus属菌には数種が知られているが、A. nigerに感染した場合、腐敗が最も早い2)。病斑部は変色し、果皮に環紋を描いて広がっていき、淡黄褐色となる2)7)。果実は果心部まで腐敗し、果肉は柔軟湿潤性となる2)7)
伝染  腐生的に食品や植物などに繁殖した菌の分生子が空中を浮遊して、熟果や負傷果実に付着し、感染・発病する2)5)。発生は熟果のように活性の低くなったものや、傷のある果実で目立ち、比較的高温で貯蔵された際に認められる5)