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白紋羽病罹病根部(平賀町 1974. 10) |
病原菌 |
Rosellinia necatrix Prill. |
病徴 |
罹病樹は葉が小型・淡黄緑色となり、新梢数が減少するため生育が悪くなる。罹病樹の果実は結実が少なくなる。病気により衰弱した樹の根部には白色菌糸がみられ、日光に当たると暗緑色になる。紫紋羽病よりも病気の進行が早いため、急性紋羽病とよばれることもある2)11)。 |
伝染 |
土壌中に残存した菌糸や罹病根に形成された擬似菌核が伝染源となる。特に擬似菌核は耐久性があるため、土壌中に長期間残存する。一般に本菌は、水分が多く通気性に富む土壌で生育が旺盛となる2)。また、高接更新や腐らん病により樹勢が低下した場合に、本病の発生が増加する11)。 |
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