サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト (SPP)
平成21年度開催SPP
当施設は学内外における遺伝子研究の発展に寄与することを設置目的の一つとしており、文部科学省が進めているサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)事業の一環として、平成15年度・平成16年度・平成17年度には北東北の中・高等学校の理科教員を対象とした遺伝子組換え実験講習会を開催してきました。
今年度は青森県立柏木農業高等学校の2・3年生を対象として、全3回にわたってサンプル採取・DNAの抽出などを行う「野に咲く花の遺伝子解析体験学習」を開催しました。
[内容]
- 野外にて福寿草の分布調査とサンプル収集。
福寿草群落の観察地点、個体数、各固体の分布などを調べ地図上にプロットする。 - 凍結保存しておいた植物試料からのDNAの抽出を行う。
DNAが生物細胞のどこにどのような状態で存在するのか、細胞からDNAを取り出すために不要な成分を除くためにはどのような処理が必要かといった実験操作の原理を十分に理解する - 福寿草のDNAを用いて遺伝子マーカーの解析を行う。
変異性の高いゲノム領域をPCR法により解析を行う。