紅の夢の活用例
「紅の夢」から生まれた加工品は、天然の美しいピンク色が魅力
「紅の夢」は果肉まで赤く色づくため着色料が必要なく、自然の恵みそのままで美しい赤色が得られます。
これまでの赤肉品種にありがちの「渋い」「綺麗なだけ」「生では食べられない」という問題を克服しており、また、生でも甘酸っぱくておいしいりんごのため、「ジュース」や「ジャム」「洋菓子」「ヨーグルト」「ドレッシング」「カクテル」など、 商品開発の可能性も広がっています。
水分や酸度を調整することで発色もコントロールでき、アイディア次第でこれまでのりんごのイメージを覆す商品開発が可能になります。
活用例1:「紅の夢」ジャム
農場実習で学生が作るジャムは、果皮を使わなくてもピンク色が美しく人気です。
従来のりんごジャムと違い、ほのかなピンク色となめらかな舌触りに特徴があります。
活用例2:「紅の夢」ジュース
ジュースもピンク色が際立つ美しい色合いが人気です。
そのまま飲んでも、また透明なお酒で割れば、お祝いの席にも相応しいピンク色の特別なカクテルになります。
活用例3:「紅の夢」カットりんご
青森県平川市の加工会社と共同で開発を進めています。
多くの方に食べていただけるよう、駅の自動販売機やコンビニエンスストアで紅白セットにして販売することを目指しています。
活用例4:「紅の夢」りんごのタルト
りんごのお菓子といえば定番のケーキ!
「紅の夢」を使えば着色料なしで綺麗な赤いりんごのタルトを作ることができます。
見た目も美しいため、女性にも人気で、甘酸っぱい酸味が絶妙で、お子様にもお年寄りにもおすすめです。
見た目だけでなく「紅の夢」のさわやかな香りとシャキシャキした食感もお楽しみいただけます。
活用例5:「紅の夢」りんごのムース
大阪京橋駅近くのパティスリーアンピフルリさんで「紅の夢」を使ったリンゴのムースを試験販売いたしました。
試食でも大好評で、特に女子高生や若い女性から絶大な支持をいただきました。
最上層のカスタードのムースの中には濃い赤色とほのかなピンク色の2種類の「紅の夢」の果肉が入っていてきれいなコントラストを呈しています。 一番上にはカットした「紅の夢」がそのまま乗っています。
やはり、果肉の色をそのまま生かすにはこれが一番。「紅の夢」の隠れたいい所は、このようにカットして利用してもなかなか酸化して茶色くならないこと。ケーキなどで活用いただきやすい特性を持っています。
国立大学法人 弘前大学 農学生命科学部附属 生物共生教育研究センター 藤崎農場
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