■ 野生動物保護管理を円滑に進めるための住民意識や制度の在り方についての研究
野生動物による農作物への被害は、食害だけにとどまらず農家の意欲低下や耕作放棄地の増加など、多くの影響があります。また対策には行政機関から農家までさまざまなレベルの多様な関係者の連携が必要です。これらの連携体制や制度をどのように設計すればより効果的な対策を進めることができるのかについて研究しています。
教員紹介
地域環境工学科 農業土木コース・農山村環境コース
KISHIOKA Tomoya
専門分野:
農村計画学
集落機能を維持したり、生物多様性保全·環境保全を進めたりして、持続的な農村地域の姿を考えるための研究をしています。特に現場での聞き取り調査やアンケート調査などの手法を用いて、行政の仕組みや住民の考え方を知ることで、より良い制度の在り方などを考えます。
野生動物による農作物への被害は、食害だけにとどまらず農家の意欲低下や耕作放棄地の増加など、多くの影響があります。また対策には行政機関から農家までさまざまなレベルの多様な関係者の連携が必要です。これらの連携体制や制度をどのように設計すればより効果的な対策を進めることができるのかについて研究しています。
農地やため池などの里山環境の生物多様性は地域の住民の努力によって保たれています。それらをどのように維持していくべきなのかについて、地域の実態や住民の意識、制度などの側面から考えます。
少子高齢化の進んだ農村地域では、産業や伝統文化などさまざまな面で担い手の不足が課題となります。移住者や他出子弟などの人材がどのように集落の機能維持に役立つのかについて考えます。