2024年12月13日 | ニュース

2024年9月下旬に発生した大規模な洪水や土砂災害を受け、ネパールでの水災害対策は依然として重要な課題となっています。このような状況の中、地域環境工学科の鄒青穎講師と学生2名が、2024年11月27日にカトマンズで開催された会議「ネパールにおける水災害管理:DPTC/DMSPプロジェクト33年の歴史と今後の展望」(主催:NPO法人ネパール治水砂防技術交流会(NFAD))に参加しました。

この会議には、日本のNFAD専門家、弘前大学、JICA、ネパールの現職および元技術者・研究者が集まり、水災害管理の現状や今後の対策について議論が行われました。議論の中で以下の重要な提言がまとめられました:

1.自然および人為的要因による水災害の頻度・規模が増加しているため、災害対策能力の強化が急務である。

2.政府、研究機関、地域社会が連携し、持続可能な災害軽減策を構築することが必要である。

3.技術的・行政的に災害軽減を担う専門組織の設立が提案された。

会議を通じて、ネパールにおける防災対策の強化に向けた国際協力や技術革新の重要性が再確認されました。今後も安全な未来の実現に向けた取り組みをさらに推進していきます。

 

掲載記事の詳細

・The Himalayan Timesは、ネパールで最も広く読まれている英字新聞の一つで、特に国内外の英語読者層を対象にしています

・記事タイトル:Need for collaboration between stakeholders to mitigate impacts of water induced disasters highlighted

・記事のリンク:https://thehimalayantimes.com/environment/need-for-collaboration-between-stakeholders-to-mitigate-impacts-of-water-induced-disasters-highlighted

・掲載日:2024年11月29日

 

ネパールにおける現地視察(鄒講師撮影)