2014年05月20日 | トピックス ニュース 食料資源学科

 農学生命科学部生物資源学科の前多隼人助教が、4月25日(金)2013年度の日本油化学会進歩賞を受賞しました。海藻に含まれる色素成分が肥満や糖尿病の予防、改善に有効であることを明らかにしたことなどが評価されました。

油脂、脂質、界面活性剤など油を研究する同学会は、約1300人の研究者が所属しています。前多助教は、海藻に含まれる成分「フコキサンチン」が代謝の亢進に関わるタンパク質「UCP1」を脂肪細胞で増やす働きがあることを明らかにしました。また、雑木として処分されているクロモジに含まれるテルペノイドの一種は、アレルギーの炎症を抑制する効果があることも発見しました。

 前多助教は、「今後はフコキサンチンと同じ作用の物質が他にないか調べたい。また、なぜそのような作用が起こるのか、メカニズムを解明したい」と話しています。

東奥日報26.5.14朝刊・20面_前多

                  2014年5月14日 東奥日報掲載

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陸奥新報26.5.17 3面-前多

                 2014年5月17日 陸奥新報掲載

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