東奥日報 令和7年4月8日(火)掲載記事『病原体認識 仕組み発見 弘大チーム クローン病解明期待』森田 英嗣 教授(分子生命科学科)
2025年05月19日 | ニュース
本学部分子生命科学科 森田 英嗣 教授の研究グループは,細胞の中に入り込んだ病原体を取り除く自浄作用「オートファジー」が病原体を識別する際,「HEATR3」という遺伝子が目印として関与することを発見しました。クローン病(炎症性腸疾患)の一部の患者ではHEATR3遺伝子に変異が見つかっており,このHEATR3の機能をさらに詳しく調べることで、クローン病などの病原体の感染に起因する感染症・免疫疾患に対する治療戦略の開発につながると期待されます。研究成果は,米国科学アカデミー紀要『Proceedings of the National Academy of Sciences 』(PNAS)オンライン版で公表され,東奥日報(令和7年4月8日付)に記事が掲載されました。
PDF形式はこちらから