2025年07月04日 | ニュース

弘前大学となべや製麺株式会社,株式会社ラビプレは,令和7年7月1日(火)に弘前大学創立50周年記念会館において,「白神の森乳酸菌®」L8パウダーを配合した研究成果製品「白神の森乳酸菌®入り うどん」の販売開始について,共同発表をおこないました。

「白神の森乳酸菌®L8菌株」とは,2017年に弘前大学農学生命科学部の殿内暁夫教授が白神山地に自生する樹木「キハダ」から分離した植物由来の乳酸菌です。同農学生命科学部の前多隼人准教授と株式会社ラビプレが共同研究を行い,「白神の森乳酸菌®L8菌株」の肝機能改善作用やL8菌株の培養法について,2024年6月に特許を取得しています。

なべや製麺株式会社は,能代地方で古くから親しまれている「能代うどん」の製麺所です。「能代うどん」とは,ひやむぎやそうめんのような細い麺で,つるつるとした食感が特徴です。「白神の森乳酸菌®入り うどん」は,「白神の森乳酸菌®」を使用した初めての麺製品です。

1食(100g)あたり約100億個の同乳酸菌が含まれており,これまでに販売された株式会社工藤パンのコッペパンやシュークリーム,つがる食品株式会社のリンゴジュースと同様,「白神の森乳酸菌®」を手軽に摂取できる商品となっています。

弘前大学では,白神山地に関する研究/教育/環境保全活動の充実を目的に「白神の森基金」を設置し,令和7年4月23日の福田眞作学長定例記者会見で発表をおこないました。「白神の森乳酸菌®入りうどん」の売上の一部も,「白神の森基金」として活用される予定です。

なべや製麺株式会社の鍋谷 暁社長は,「『白神の森乳酸菌®入り うどん』を販売することで,白神の研究に貢献できるのは光栄なこと」と語っていました。

 

 

左から前多准教授,殿内教授,鍋谷暁社長(なべや製麺株式会社),三浦和英氏(株式会社ラビプレ)

「白神の森乳酸菌®入り うどん」。100gあたり同乳酸菌が100億個含まれている

発表会後の試食会で「食べやすくておいしい」と笑顔を見せる前多准教授(中央)と学生