2025年11月14日 | ニュース

本学部分子生命科学科 森田 英嗣 教授を中心とした研究グループは,日本脳炎ワクチン由来の安全性の高いウイルス粒子を土台に,新型コロナウイルスの抗原を結合させた新たなナノ粒子ワクチンを開発しました。マウスを用いた実験では,少量の新型コロナウイルスの抗原を結合したワクチンでも,抗体やウイルスに感染した異常細胞を見つけて破壊する「細胞性免疫」を強く誘導することを確認しました。抗原を変えることで未知の病原体にも対応可能なワクチンの開発が期待できるこの研究成果は,米国の科学誌「iScience(アイサイエンス)」オンライン版に掲載され,陸奥新報(令和7年10月15日付)に記事が掲載されました。

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