日本在来種の香り米を発見
本学部の植物育種遺伝学研究室(石川隆二教授)は、付加価値商品として高値で取引される香り米に日本在来種があった事を明らかにし、6月発行された日本育種学会の英文学会誌「Breeding Science」に掲載されました。
同研究室では、香り米の遺伝子を研究し、東北と茨城県で栽培されている香り米「ジャコウイネ」「匂いもち」「香満里(かまり)」が、海外から持ち込まれたものとは遺伝子の特徴が異なり、日本独自のものであるとしました。さらに、遺伝子の構造が、香らない通常の米に近く、近年の変異で香り米となり、東北で育種されたことが明らかになりました。
石川教授は、「香り米を使ったお菓子など6次産業への転用も図りたい」と地域振興への活用に期待を寄せています。
2014年7月15日 陸奥新報掲載
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2014年7月24日 東奥日報掲載
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