2015年05月22日 | ニュース 国際園芸農学科 学科

    園芸農学科の川崎通夫准教授が上記番組の取材協力、並びに、専門家として出演されました。

    長芋の収穫期は秋であることが一般的に知られていますが、青森県では春でも盛んに長芋が収穫されています。この春に収穫されるものが「春掘り長芋」です。

    番組では青森県内一の長芋生産量を誇る東北町の「春堀り長芋」の特徴や生産現場などが紹介されました。作物学が専門の川崎准教授は、地中でイモを越冬させることにより、低温糖化で甘み成分が若干増し、吸水などにより粘液の性質が変わることなどを説明したCGの監修を行いました。また、貯蔵に関わるコストの軽減や高品質なイモの周年供給など、その他の春掘り長芋のメリットについても川崎准教授は解説しました。

    番組では、青森県産業技術センターや種苗会社などによる長芋の品種改良の取り組みについても紹介されました。川崎准教授は、イネなどと同じように長芋も各産地に適し、収穫量が多く、品質も良く、病害虫に強いものが開発されていることを説明しました。番組の最後に川崎准教授は、長芋は品種改良や利用・料理方法などの面でまだまだ発展していく余地があり、長芋を良く知って、もっと食べてもらうことが、人々の健康や産地・地域の発展につながるとのコメントを付しました。

 興味ある方はこちら;http://www6.nhk.or.jp/umai/archive/archive.html?fid=130