加藤 千尋 准教授

研究内容

私たちの足元に広がる土壌は作物生産の基盤であり、土壌中の水分や温度環境は作物の収量や品質を左右する重要な要因です。また、土壌は大気や地下水と接して存在し、人間の活動によって有害無害のさまざまな物質が出入りし、時に汚染が引き起こされます。

雨水や肥料、汚染物質などは、ひとたび地下に入ると見えなくなりますが、現地観測や室内試験、栽培試験、数値シミュレーション等、様々な手法を用いて土壌環境を探り、農業や環境に関する土壌問題解決に取り組んでいます。

これまで主に以下のような課題に取り組んできました。

• 気候変動下の農地土壌水分・地温予測
• 農地土壌における温室効果ガス(二酸化炭素)モニタリング
• 地球温暖化がリンゴ園の土壌水分・温度・CO2動態に及ぼす影響
• 排水不良畑における土壌水分予測モデルの構築
• 初冬乾田直播水稲栽培における耕起法と土壌環境の関係
• ホタテ貝殻や養殖残渣（貝類）を用いたリンゴ園の土壌改良・重金属汚染対策　など

農地や土壌環境に関するトピックに関心をお持ちの方はお声がけください。

りんご園地

土壌断面