教員紹介

国際園芸農学科 食農経済コース

成田 拓未 教授

NARITA Takumi

専門分野:
国際食品マーケティング学

  • キーワード:
  • マーケティング
  • 市場
  • リンゴ
  • 果実
  • 流通機構

研究内容

私達の生活は、マーケティングに満ち溢れています。朝起きて、新聞を開き、テレビをつければ、おびただしい商品の広告を目にするでしょう。朝食で口にするお気に入りのコーヒーとパン。肌身離さず持ち歩く携帯電話。必ずこれと決めて愛用する消しゴム。間食にはいつも定番のスナック菓子を口にしていませんか。なぜわたしたちは、数ある商品のなかからある特定の商品を選択しているのでしょうか(あるいは選択させられているのかもしれません)。多くの企業は、競争のなかで我が社の商品を選択してもらうために、どのような特徴を持った商品が良いか、いくらで売ればよいか、どこで、誰に売ればよいか、どのように商品の特徴を伝えればよいか、といった様々な課題に日々直面しています。マーケティングの学問は、このような具体的な活動を抽象化し、理論化する営みです。

農産物・食品の販売においても、多くのマーケティング的な技法を観察することができます。当研究室では、そうした商品の販売の担い手である農家、流通業、製造業等の個人や組織を対象に、そのマーケティング的対応の実態と、それを規定する組織の特徴を解明することを目的としています。具体的には、次のような視角から研究を行います

  1. 流通業における青果物販売の現状と課題の解明(写真①)
  2. りんごをはじめとする農産物・食品輸出の現状と課題の解明(写真②)
  3. 中国の農民専業合作社(農協)の展開過程の分析(写真③)
  4. 所属学生・院生の問題意識に基づく課題の研究
(写真①)青森県内のりんご選果施設

(写真①)青森県内のりんご選果施設

(写真②)中国、北京市で並んで販売される日本産・中国産りんご

(写真②)中国、北京市で並んで販売される日本産・中国産りんご

(写真③)中国の農協で出荷を前に山積みされるりんご

(写真③)中国の農協で出荷を前に山積みされるりんご

2024年6月11日 更新
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