教員紹介

国際園芸農学科 食農経済コース

佐藤 孝宏 准教授

SATO Takahiro

専門分野:
国際農業開発論

  • キーワード:
  • モンスーンアジア
  • 土地利用変化
  • 水資源利用
  • 環境負荷
  • 生計確保

研究内容

①熱帯乾燥・半乾燥地における農業システムの変容が地域住民の暮らしに与える影響

降水量が少なく年変動も大きい乾燥・半乾燥地では、限られた水資源を有効に利用するため、地域の水文環境に適応した農業システムが長い間維持・管理されてきました。しかし、地球温暖化、市場経済の浸透、グローバル化など、農業システムを取り巻く様々な「環境」は、近年大きく変容しています。歴史的に発達した農業システムとともにあった人々の生活が、どのように変化しているのかについて、統計資料や衛星画像の分析、現地調査などにより研究を行っています。

【インド半乾燥地の農業 30分講義】

https://yumenavi.info/portal.aspx?CLGAKOCD=033530&p=s033530025

熱帯乾燥・半乾燥地における農業システムの変容が地域住民の暮らしに与える影響

②持続可能性指標に関する研究

産業革命以降の世界で「先進国」となった欧米や(戦後の)日本のような国々では、多くの場合、社会の目標が「生産」、特に「生産性の向上」に集約されてきました。しかしながら、真に持続可能な社会を構築するには、われわれ人間の営みを地球規模の物質・エネルギー循環や、多様な生物世界の営みの中に位置づけてゆく必要があります。このような視点から、国際機関等で開発された持続可能性指標を分析するとともに、新指標の開発を通じて「生産中心主義」を相対化した世界観を提示しようとしています。

持続可能性指標に関する研究

2023年2月21日 更新
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