教員紹介

国際園芸農学科 食農経済コース

髙野 涼 助教

TAKANO Ryo

専門分野:
地域社会分野

  • キーワード:
  • 農村政策
  • 地域社会
  • 里地里山
  • 多面的機能
  • 関係人口

研究内容

農村でのフィールドワークを通じて地域の人々の考えを知るとともに、地域の課題解決に向けた取り組みや制度・政策のあり方について研究しています。

①地域の暮らしの魅力を高める

農村、特に中山間地域では仕事や暮らしを支える生活インフラの衰退が課題となっています。一方で、自己実現や新しいライフスタイルを実践できる場として農村に関心を持つ若者が増えており、都市部から農村へ移住する動きが広がっています。住民の暮らしや農村の魅力を分析し、住み続けたいと思える魅力的な地域づくりについて考えています。

②里地里山の保全・活用

里地里山とは、奥山と都市の中間に位置し、集落とその周りの森林・農地・ため池などで構成される地域です。里地里山は農林業に伴う様々な働きかけを通じて形成・維持され、多様な生物の生息環境、良好な景観や文化の基盤としても重要な地域となっています。一方で農村の過疎化や産業構造の変化により人為的な働きかけが減少し、景観の荒廃や生物多様性の劣化が進行しています。里地里山の保全活用につながる新たな取り組みや望ましい制度のあり方について研究しています。

③多様な人々の農村への関わりの創出

近年、地域外に居住しながら地域の祭りや農作業に多様な形で関わる人々が「関係人口」として注目されています。関係人口は地域における人手不足のカバー以外に、地域外の人々との交流それ自体が刺激となったり、外部の視点を取り入れることができるといった利点があります。また、受入側のみならず地域に関わる人々にとっても、農村での活動を通じた学びや自己実現の機会になります。都市と農村とのつながりの強化に向けて、農村に目を向け農村とつながる動きを拡大させることを目指した調査研究を行っています。

ゼミの調査実習

ゼミの調査実習①

ゼミの調査実習

ゼミの調査実習②

卒論調査の様子

卒論調査の様子

2025年5月26日 更新
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