教員紹介

食料資源学科 食料バイオテクノロジーコース

田中 克典 准教授

TANAKA Katsunori

専門分野:
植物遺伝育種学

  • キーワード:
  • 野菜
  • 作物
  • メロン
  • 果実

研究内容

多様なメロン遺伝資源を利用して、農業特性や品質に関わる遺伝子を同定し、育種へ活用できるよう支援ツールを開発する研究に取り組んでいます。

メロンは、ネットの入る丸いメロンだけでなく、瓜と呼ばれているマクワウリやシロウリ、1メートル以上の長さを誇るスネークメロンなど、様々です(写真)。それらが持ちうる特性も様々で、中には病気に対する耐性であったり、甘さに優れたメロンがあります。それら優れた特性が選ばれて、今日のメロンはあります。

とは言え、いざそれらの特性を選ぶには相当の手間、場所、時間が必要になります。また、台風や日照りなど自然災害が起これば、不作となり、選ぶこともままならないでしょう。遺伝子を構成するDNA塩基配列を頼りにして、苗の段階で素質のあるメロンを選ぶことができれば、選ぶ側、つまり育種をする人は助かるでしょう。

そこで、農業特性や品質に関わる遺伝子がメロンの染色体において何処にあるのか?その遺伝子の効果は如何ほどか?について研究して、その遺伝子を選ぶ指標(DNAマーカー)の開発に、日夜取り組んでいます(図)。

写真 色々なメロン

写真 色々なメロン
アフリカやインドで起源したとされるメロンは各地でヒトの嗜好に応じて選ばれ、
今日では、多様な形、色、味を持っています。

日本のネットメロンについての甘さに関わる遺伝子特定の研究

図 日本のネットメロンについての甘さに関わる遺伝子特定の研究

2023年2月21日 更新
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