教員紹介

地域環境工学科 農業土木コース・農山村環境コース

矢田谷 健一 助教

YATAYA Kenichi

専門分野:
農業水利学・水利施設工学

  • キーワード:
  • 魚道
  • 農業水利
  • 水圏環境
  • 河川環境
  • 淡水魚

研究内容

河川や水路が魚類等にとって移動しやすく、棲みやすい環境にするために、横断構造物に設置される魚道について調査・研究しています。

1.魚道のフィールド調査

実際の河川に設置された魚道を対象に調査を行っています。網を使って魚類等を採捕したり、水中カメラで魚の挙動を撮影するほか、流速計で魚道内の流れの状況を調べます。このような調査によって、「魚道が実際に利用されているのか?」「魚道の機能向上にあたっての課題は何か?」を明らかにしていきます。

写真1 フィールドでの採捕調査の様子

写真1.フィールドでの採捕調査の様子

図1.魚道の流れと魚の挙動の関係

図1.魚道の流れと魚の挙動の関係

2.魚道の室内模型実験

実寸大規模の模型水路を使って、魚の遡上実験を行います。水路は側面と底面が透明アクリル製となっており、魚の行動を観察することができます。室内実験は、魚道の細かな形状を比較的に簡単に変更することができるので、「魚道の機能向上にあたって、どのような工夫が有効なのか?」を明らかにするために有効は手段となります。

写真2.室内模型水路

写真2.室内模型水路

3.淡水魚の遊泳能力の評価

魚道設計の指標として、流水中における魚類の遊泳速度や前進可能な距離を把握することが重要です。そこで、流速を調節可能な透明水路を用意し、魚の遊泳能力を計測しています。

写真3.遊泳能力測定装置

写真3.遊泳能力測定装置

4.ニホンウナギの河川遡上を助けるための研究

ニホンウナギは、日本人にとって親しみの深い魚ですが、近年その数が減り、環境省の絶滅危惧種に指定されています。そこで、海からやってきたニホンウナギが川をのぼりやすくするための研究を進めたいと考えています。現在は、ニホンウナギの遊泳能力や、よじ登り能力に関する実験を進めています。

写真4.研究のために飼育しているウナギ

写真4.研究のために飼育しているウナギ

2023年6月26日 更新
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