叶 旭君 教授

研究内容

近年、農業分野において様々なリモートセンシングとIoT技術が幅広く応用されるようになってきました。モートセンシングとIoT技術を生かして農業における観測対象の様々な情報を迅速かつ非破壊的に収集することができ、観測対象における様々な情報についての予測・評価・可視化が可能となります。これらの最先端技術は、農作物の土壌環境と生産管理および収穫後の農産物・食品の品質評価を含む基礎から実用化までの様々な研究分野において、飛躍的な発展が期待されています。

農業機械研究室では、適切な農業機械と設備を使用した農業生産効率の向上を図る技術と、作物の生育監視と農産物の品質評価を迅速かつ非破壊的に行う計測技術とスマートデバイスの開発および、マルチプラットフォームや、マルチセンサ・リモートセンシング技術の農業におけるアプリケーションについて研究しています。最近では、特に低コストかつ簡易なスマート農業システムを構築するためのIoTセンサとデバイスに焦点を当てた研究開発を進めています。

主な研究分野

• 農業用IoTセンサとデバイスの開発
• IoTに基づく技術を利用した低価格かつ簡易なスマート農業システムの開発
• マルチスペクトルとハイパースペクトル分光装置を用いた作物の栄養診断
• ハイパースペクトル・イメージングを用いた家禽/肉の清浄度と品質評価
• 迅速な果物の品質評価と成熟度判定のためのモバイルアプリの開発
• 高速な作物の健康度評価のためのモバイルデバイスの開発
• 果実の識別と収量予測の新方法の開発