2022年02月10日 | トピックス

弘前大学農学生命科学部は,令和4年2月2日(水)に『令和3年度「戦略1」事業 国際競争力のある青森ブランド食産業の創出に向けた“青森型地方創生サイクル”の確立(取組3)最終成果報告会』を開催しました。

弘前大学は,北東北地域の総合大学の一つとして,「地域活性化の中核的拠点」の役割を追求していくことを基本とし,食,健康,再生可能エネルギー,環境,被ばく医療を本学の重要な戦略分野に位置付け,地域資源を活かした教育研究を推進し,働く「場」の不足,労働力人口の減少,平均寿命が全国最下位などの喫緊の地域課題の解決に向けたイノベーション創出と「地域創生人財」の育成を目指しています。

取組最終年度となる今年度も,昨年度同様,新型コロナウイルス感染拡大防止対策として,ビデオ通話が可能なMicrosoft Teamsによるオンライン開催となりました。

報告会では,吉澤企画担当理事からの挨拶の後,中核研究課題及び公募研究課題54件の進捗状況と事業実施期間を通じた研究の成果,今後の展望について報告が行われました。

学内教職員,産学官金等関係者など約90人が参加し,生産,環境,新品種開発,食品・未利用資源,環境,気候変動,農工連携,スマート農業,流通,地域連携の各分野の研究内容に熱心に耳を傾け,最新の研究内容について理解を深めました。また,発表者からは,本取組を通じた研究が共同研究や特許出願・新商品開発等に繋がった旨の報告が多く,戦略1事業実施の効果を再確認することができました。