2023年12月22日 | トピックス

弘前大学農学生命科学部では、約4年ぶりに「海外研修入門」を本格的に再開し、2023年10月18日~23日に、学部2年生(4学科計8名)が台湾に渡航して現地研修を行いました。

この研修のテーマは「持続可能な地域環境づくり」で、学生たちは台湾の「自然ベースの解決策(Nature-based Solutions:自然素材の活用や自然との共生を図ったインフラ等の整備)」に焦点を当て、現地での研修と技術者・研究者・学生との交流を行いました。

現地研修では、「自然ベースの解決策」による社会インフラの実装例を学ぶために、土砂がたまりにくい形状の魚道や親水機能を備えた砂防施設、流域管理の事例を見学しました。また、大規模地震後に再建された農山村における地域防災事例やアグリツーリズム(コーヒー農園)の事例について学びました。

本学部では、当研修から得られた成果が、日本の河川砂防事業、農村整備事業に関わるインフラ整備にも参考になると考え、学生による報告会(2月を予定)を開催し、地方自治体や関係技術者に情報共有していきます。