2023年12月26日 | トピックス

弘前大学農学生命科学部は,2018年12月5日に締結された韓国国立忠北大学農業生命環境学部との部局間交流協定を2023年12月6日に更新しました。この更新協定は書面での交換によって行われ,東 信行 農学生命科学部長と崔 成鎬 農業生命環境学部長が協定書に署名しました。

 

忠北大学は首都ソウルから南東へ112km離れた韓国の中部に位置する国立大学で,15学部,8研究科(大学院),52研究所から構成されています。現在,学部学生数は17,687人,大学院生が3,689人,外国人留学生は832人が在籍しています。同大学は1951年に道立清州初級農科大学(2年制)として開校し,1977年に国立忠北大学と改称され,現在に至っています。

 

農業生命環境学部は植物資源学科,環境生命化学科,食品生命工学科,畜産学科,特用植物学科,園芸科学科,植物医学科,山林学科,地域建設工学科,バイオシステム工学科,木材・紙科学科,農業経済学科の12学科と附属農場や学術林を含む10附属施設(研究所および附属機関)で構成されています。同学部は食料資源の安定的な確保,多様な生物資源および自然環境の保存,環境にやさしくかつ安全安心な農畜産物の生産,健康機能性の高い高付加価値農畜産食品の供給,基幹施設の拡充ならびに農業経済の安定的な成長に必要な農業・生命分野の専門人材の育成および研究力強化を使命として掲げています。さらに,急変する国際市場の秩序と気候変動に対応し,先端農業,環境にやさしい農業,バイオエネルギー農業等,時代を先取りする先進研究機能を遂行するなど,ローカルとグローバル両方のニーズに合う教育と研究者の育成に貢献しています。

 

2018年には両学部間の友好親善及び両学部間の教育・研究の交流を促進するために,①学術情報交換の促進,②共同研究,合同シンポジウムの開催等諸活動の促進,③教職員の相互訪問の促進,④学生の相互訪問の促進,⑤両学部の教育・研究の発展に寄与する諸事項の促進に関する協定が韓国忠北大学農業生命環境学部で締結されました。これまでに計5名の教職員が弘前大学農学生命科学部に訪れ,セミナーを開くなど,交流を深めました。

 

今回の部局間協定の更新により,留学生の受け入れや学生派遣などの人的交流,共同研究の発展が期待されます。

 

 

 

協定書のPDFはこちら