ウズベキスタンにてリンゴ栽培指導を開始
弘前大学と藤崎町は、開発途上国の生活改善を支援する国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」を受託し、ウズベキスタンでリンゴの栽培技術向上の支援を行います。これから関係機関で協定に調印し、早ければ来年1月頃から事業が始まります。本学部の荒川修教授ら教員と藤崎町の農家が現地で講習会や実習を行うほか、ウズベキスタンから大学や試験場の指導者を招き、町内の園地や大学の農場などで研修を行います。
同国への果樹栽培技術支援は、福島県ウズベキスタン文化経済交流協会がこれまでにJICAの事業として取り組み、同国の果樹栽培研究所に‘ふじ’やモモを植樹するなどしてきました。弘前大学と藤崎町はこれらの事業を引き継ぎ、栽培技術の指導的な役割を担っている人に近代的な栽培技術や流通・販売法を学んでもらい、より多くの農家に技術を普及させて生活が向上することを目標としています。
荒川教授は「これを機に藤崎町の人が国際交流を行うことで、同町名産の‘ふじ’が知られ、やがては世界に同町産のリンゴが輸出できるようになり、さらに‘ふじ’を通じて広く大学やこの地域との交流が盛んになれば」と期待を寄せています。
タシケント農業大学を訪問し、関係者に事業の説明を行いました
2014年9月27日 東奥日報掲載
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