2018年12月12日 | トピックス

 弘前大学農学生命科学部では,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施する日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)として,平成30年12月2日~平成30年12月7日の期間,インド・ニッテ準大学から研究者1名,研究員1名,大学生8名の計10名の女性研究者を当学部に招き,線虫を用いた遺伝子解析実験を行いました。また,本学の研究者,学生らと研究交流を行うとともに青森県の特有の文化の体験などを行いました。

 

 同事業は,産学官の緊密な連携により,優秀なアジア地域の青少年が日本を短期に訪問し,未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で様々な交流を深めることで,日本の最先端の科学技術への関心を高め,さらに日本の大学・研究機関や企業が必要とする海外からの優秀な人材の育成に貢献することを目的とするもので,当学部の牛田千里教授が申請したところ,採択され,このたび実施したものです。

 

滞在中,派遣学生らは,牛田研究室において線虫を用いた遺伝子解析実験を行うと共に,本学国際連携本部長及び男女共同参画推進室を表敬訪問したほか,本学部教員・学生らと日本とインドの大学における研究環境,教育体系,女性研究者の現状等に関する情報交換を行い,相互の交流を深めました。

 

国際連携本部では,杉原かおり本部長と担当職員からそれぞれ自己紹介が行われ,弘前の印象やインドと日本の違いについて話しました。男女共同参画推進室では,石川隆洋担当理事と専任教員とともにインドと日本の大学における男女比率や意識の違いについて話し合いました。派遣学生らの所属する大学の生命科学系では8~9割の学生が女性であるとのことに驚いていました。

 

5日目には,弘前城をはじめ寺町や武家屋敷に代表される津軽の街並み,「弘前ねぷた村」での弘前ねぷたの体験,桜で有名な弘前公園を訪れ,津軽の文化を肌で感じました。弘前市は同日から雪が降り,派遣学生らは初めて見る雪に興奮していました。             

 

最終日には,農学生命科学部にて修了式が行われ,国際交流担当の張 樹槐学部長特別補佐から修了証が一人ひとりに授与され,プログラム修了に際して祝辞と引率教員への感謝の意が表され,派遣学生が将来また弘前に来ることを希望するとの言葉が伝えられました。その後,本学佐藤敬学長を表敬訪問し,今回の交流事業の感想について一人ひとりから述べられました。佐藤学長からは,自身の研究室にインドからの留学生を迎えた経験があることが親しみをもって派遣学生に伝えられ,今回の訪問が各人の将来に有意義なものとなることを願うとの意が伝えられました。

【2日目 実験室での講義風景】

【2日目 実験室での集合写真】

【3日目 国際連携本部長表敬訪問】

【3日目 男女共同参画推進室表敬訪問】

【3日目 学部教員、学生らとの情報交換会】

【3日目 学部教員、学生らとの情報交換会】

【3日目 学部学生による居合の披露】

【3日目 学部学生らとの茶道体験】

【5日目 弘前ねぷた村にて太鼓の体験】

【5日目 弘前ねぷた村にて金魚ねぷた】

【5日目 弘前公園にて和装体験】

【5日目 弘前公園にて雪だるま】

【6日目 修了式後の集合写真】

【6日目 記念品の交換】

【6日目 学長表敬訪問】

【6日目 弘前大学文京キャンパスにて】

【6日目 弘前大学正門での記念撮影】