2018年12月14日 | トピックス

 弘前大学は,北東北地域の総合大学の一つとして,「地域活性化の中核的拠点」の役割を追求していくことを基本とし,食,健康,再生可能エネルギー,環境,被ばく医療を本学の重要な戦略分野に位置付け,地域資源を活かした教育研究を推進し,働く「場」の不足,労働力人口の減少,平均寿命が全国最下位などの喫緊の地域課題の解決に向けたイノベーション創出と「地域創生人財」の育成を目指しています。
 このたび,農学生命科学部が中心に取り組んでいる戦略事業「アグリ・ライフ・グリーン分野における地域の特性・資源を活かしたイノベーション創出・人材育成」の活動内容並びに八戸工業高等専門学校が実施している地域に根ざした研究活動について,お互いの研究の最新事情を共有するとともに,青森県や八戸地域の地域貢献に資することを目的に,平成30年12月8日,弘前大学八戸サテライトで公開シンポジウム「地域未利用資源を考える in 八戸」を開催しました。
 シンポジウムでは,弘前大学農学生命科学部 殿内 暁夫 地域資源利活用研究センター長から戦略事業の概要に続き,弘前大学から3件,八戸工業高等専門学校から4件の研究発表が行われ,参加者らは異分野の研究内容に耳を傾け,活発な意見交換が行われました。

 

挨拶する殿内 暁夫 教授(弘大農)

 

 

太田 俊 助教(弘大理)

山元 涼子 助教(弘大農)

張 樹槐 教授(弘大農)

 

【内 容】

日 時:平成30年12月8日(土) 13:00~16:00

場 所:弘前大学八戸サテライト                 

次 第:

開会

挨拶  弘前大学農学生命科学部地域資源利活用研究センター長 殿内 暁夫

講演1 「グラフェンを用いたバイオセンサーと水素ガス生成技術の検討」

    八戸工業高等専門学校電気情報工学コース 准教授 中村 嘉孝

講演2 「錯体化学に立脚した環境に優しい分子変換法と材料の開発」

    弘前大学理工学研究科 助教 太田 俊

講演3 「DNAの安定化からとらえる食品機能性」

    八戸工業高等専門学校マテリアル・バイオ工学コース 准教授 山本 歩

講演4 「地域の健康課題と食品の機能性」

    弘前大学農学生命科学部 助教 山元 涼子

講演5 「新規ハイパーサーミア加温装置の開発および非侵襲温度計測技術の確立」

    八戸工業高等専門学校機械システムデザインコース 准教授 井関祐也

講演6 「非破壊検査を利用した農産物の品質保証技術」

    弘前大学農学生命科学部 教授 張 樹槐

講演7 「小川原湖のヤマトシジミと水質・底質環境の関係について」

    八戸工業高等専門学校環境都市・建築デザインコース 教授 藤原広和