大学院に進んで、修士・博士になろう!

大学卒業後には大学院進学の道も開けており、学部で習得した一般的知識および専門的知識のさらなる高度化、専門化を目指すことができます。

学士号(農学生命科学部)修士号(農学生命科学研究科修士課程・地域共創科学研究科修士課程)博士号(連合農学研究科博士課程)

農学生命科学研究科(修士課程)

 農学生命科学研究科には、生物学、分子生命科学、食料資源学、国際園芸農学および地域環境工学の5つのコースがあります。各コースには2つの教育プログラム、すなわち学術研究プログラム(研究者養成)と実践研究プログラム(専門技術者養成)が用意されており、学生はいずれかを選択できます。時代の要請を先取りした先端的研究に挑戦する研究者の養成、並びに広範囲な技術を理解し、地域社会の発展に貢献する熟練した高度専門技術者、国際的視野をもつ優れた技術者の養成を目指します。修業年限は2年で、修了者には修士の学位が授与されます。学部からの飛び級制度も設けていますので、早期入学が可能です。また、ティーチングアシスタントという制度があり、報酬を得て学生が教員の教育活動や実験の補助を行うこともできます。

 また、本研究科では、豊かな自然環境が残る白神山地を中心に研究活動を行っている白神自然環境研究センターに所属する教員の研究指導を受けることができます。

専攻 コース 研究分野
農学生命科学 生物学 分子細胞遺伝学、植物分子生理学、植物生理学、動物生理・分子進化学、発生・生殖生物学、植物細胞生物学、原生生物微生物学、動物生態学、森林生態学、生物間相互作用学、植物分類学、進化生態学、環境生態学、動物分類学
分子生命科学 分子生物学、生化学・分子生物学、生化学・分子遺伝学、天然物化学、免疫生物学、動物生理学、細胞分子生物学、天然物有機化学、環境微生物学、応用微生物学、生化学、植物生化学、微生物化学
食料資源学 作物育種学、作物ゲノム学、植物遺伝育種学、作物生理学、構成的微生物学、昆虫生理学、植物病理学、土壌学
国際園芸農学 果樹園芸学、家畜飼養学、家畜生理学、農業機械学、蔬菜園芸学、花卉園芸学、作物生態生理学、作物学、リサイクル工学
地域環境工学 水利環境工学、水利施設工学、農地環境物理学、農地環境保全学、地域環境システム学、基盤造構学、地域環境利用学、地域環境計画学、山地環境保全学

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地域共創科学研究科(修士課程)

 人口減少が進む日本の地方では、コミュニティの維持や産業の発展が困難な状況にあります。この現状を打破するために、大学の専門的な知識と地域社会が持つ実践的な知識を交差させ、新しい価値を共に創造することを「地域共創」と位置づけ、地 域共創を科学する研究科を目指します。

  • 地域リノベーション専攻·····社会学と工学を中心に、地域づくり・防災・自然エネルギーの活用などの専門性を高めつつ、異分野の専門家や地域の専門家と協働し、「地域を守る」という観点から、新たな価値を創造(共創)できる高い能力を有する “地域社会の未来を切り拓くフロントランナー” を育成します。
  • 産業創成科学専攻·····農学と経営学を中心に、農水産物の高付加価値化や商品流通などの専門性を高めつつ、異分野の専門家や地域の専門家と協働し、「地域から攻める」という観点から、新たな価値を創造(共創)できる高い能力を有する“地 域社会の未来を切り拓くフロントランナー”を育成します。
専攻 研究領域 研究分野
地域リノベーション レジリエンステクノロジー 動物分類学
産業創成科学 食産業イノベーション 食品機能科学、食品物性学、食品安全生理学、食品保蔵学、食品衛生学、食品化学物質安全学、食品製造・加工学、飼料利用学、分子発生学、果樹園芸学、食品栄養学、食品科学
グローカルビジネス 食品循環流通経済学、食料経済学、国際食品マーケティング論、農業経済学、国際農業開発論、農業経営学

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連合大学院農学研究科(博士課程)

修士課程修了後、弘前、岩手、山形の3大学で構成される岩手大学大学院連合農学研究科に入学し、希望する大学において3年間研究を深め、博士論文を完成することにより、博士(農学)の学位が授与されます。構成大学の大学院修士課程から連合農学研究科に引き続き進学する場合、検定料及び入学料が免除される「進学者扱い」となります。

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