農学と工学を結び、地域・環境をつくる

地域づくりを工学の視点から、環境の整備・保全を農学の視点から考える、弘前大学で唯一の土木系学科です。
本学科では「農業農村工学(農業土木)」を中心に、地域社会と自然環境の調和を図る技術を学び、多くの学生が農業土木や山地保全に関わる土木系技術者を目指しています。

地域環境工学科で学ぶこと・目指すこと

学科の特徴

1. 社会が求める実践力を修得できる

東北トップレベルの教員陣のもと、「水利・水環境」「農地保全」「構造物」「システム(AI・スマート農業)」「農村計画」「山地流域保全」などを実践的に学びます。
農業土木系の技術者が不足するなか、本学科で養う実践力は社会から大きな期待を受けています。

2. 高度な土木系技術職への就職に強い

定員30名に対し、省庁・公共団体・企業などからの求人・依頼は毎年40件以上。
専門知識を活かした職場で活躍できるフィールドが広く開かれています。

3. 意義ある資格を取得できる

本学科の教育プログラム(農業土木コース)は、日本技術者教育認定機構(JABEE)に認定されています。
修了者は「技術士一次試験免除(修習技術者)」の資格を得ることができ、理系最高峰の国家資格「技術士」取得への大きな一歩となります。


教育理念と学びの姿勢

21世紀は「知」の時代といわれ、幅広い知識と技術を基盤に、課題解決に取り組む洞察力と創造力が求められています。
農業土木や環境保全に携わる技術者には、単なる「ものづくり」だけでなく、農業や地域の自然環境を理解する広い視野が必要です。

当学科では、教育理念・目標、カリキュラム、シラバス、卒業要件などを体系的に提示し、学生が自分に合った学びを選択できるよう支援しています。
これらの教育システムを通して、深い洞察力と創造的かつ論理的な思考能力を備えた「科学的なものの見方」ができる、人間性豊かな技術者を育成します。