農業土木コース
カリキュラム
農業土木コースの基礎・履修方針
農業土木コースでは、教育目標を達成するためのカリキュラムを作成しており、その基本方針は以下の通りです。
- 当学科は農業土木を中心に農山村の環境など、農業・農山村を取り巻く様々な問題に関する教育・研究を行っており、その分野は非常に広範である。このため、1年次には学科全体を見渡せる科目を配置し、進路をスムーズに決められるようにする。
- 農業土木の基本である「水」「土」「施設」「環境」について、講義と演習を組み合わせて基礎知識の充実を図る。
- 講義で得た知識を確実にするとともに、実社会でどのように活用されるかを理解するために、実験・体験を通した実践的教育を行う。
- 情報処理・コンピュータ活用技術やコミュニケーション能力の習熟を図る。
- 自主性・創造性を高めるため、卒業研究期間を1年6か月と長く設定する。
- 日本技術者教育認定機構(JABEE)の農業工学関連分野で要求されるほとんどの科目を含める。
農業土木コースのカリキュラムにおける授業科目の流れは、表-1 (PDF)のとおりです。
1年次
学科のガイダンス的科目「地域環境工学概論」と教養教育科目、基礎的専門科目を配置しています。
2・3年次
専門科目はほとんど2・3年次に開講されます。2年次は農業土木の基礎科目、3年次は応用分野となります。2年次に学んだ基礎知識を実践的に把握するため、3年次に地域環境工学実験、測量実習、農場実習を行います。小グループで協調作業を行い、プロジェクト遂行能力を養います。また、夏休みを利用し現場実習を行い、専門知識や技術を習得します。
4年次
4年次では、修得した知識を活用して卒業研究に専念します。自分の研究テーマを設定し、指導教員とともに個別研究を進めます。成果は卒業論文としてまとめ、研究発表会で発表・評価を受けます。自らの成果を多くの人の前で発表する経験は、今後の社会での活躍に不可欠です。