弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター 生命、資源、農業、環境を見据えた地域密着型のセンター

リンゴ新品種

弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター概要 リンゴ新品種
リンゴ新品種 紅の夢原木16年もの歳月をかけて育成した果肉まで赤いリンゴ「紅の夢」の原木。
藤崎農場では、1981年からリンゴの育種プロジェクトを進めており、1999年に第1号として「こうこう」を品種登録しました。2010年には国立大学法人として全国初となるリンゴの品種登録を行い、果肉まで赤いリンゴ「紅の夢」と3倍体の大型リンゴ「弘大みさき」をデビューさせました。
さらに、2017年に「HFF63」を「きみと」の名で、2020年に「HFF33」を「美紅」の名で商標登録しております。
このページではこれら藤崎農場が開発にかかわったリンゴ品種について紹介します。

こうこう

リンゴ新品種 こうこうリンゴ新品種 こうこうの輪切り着色管理の必要ない黄色品種。濃厚な甘さで一度食べたら忘れられない味。

果皮が黄色で果肉が白い晩生品種(11月上~中旬収穫)。甘みが強く蜜もたくさん入ります。着色管理が必要ないため、管理作業が軽減できます。最近の研究で「甘みの質」が他のリンゴと異なることが明らかになってきました。
収穫後半月程度は特においしさの成分が多い時期で、たっぷり蜜の入った果実の味わいは絶品です。

品種登録1999年4月15日 品種登録
登録番号「7179」
育成者塩崎雄之輔
登録者・権利者塩崎雄之輔
親品種弘大1号×ふじ

紅の夢

リンゴ新品種 紅の夢リンゴ新品種 紅の夢紅の夢の赤い果肉の秘密は、天然の赤色色素である「アントシアニン」。ポリフェノールの一種で健康にも良い。

普通のリンゴと同じくらい大きくなるのに、切ってみると中は真っ赤な不思議なリンゴです。渋みがないので生食できます。
甘酸っぱい味ときれいなピンク色はそのまま食べるだけでなく、様々に商品に加工しても生かされます。

品種登録2010年3月11日 品種登録
登録番号「19259」
育成者塩崎雄之輔
登録者・権利者国立大学法人弘前大学
親品種紅玉×赤肉親系統1
(エターズゴールドとラベルの付いた樹)
紅の夢公式ホームページ

弘大みさき

リンゴ新品種 弘大みさきリンゴ新品種 弘大みさきさわやかな香りと緑色が爽快感を与えるリンゴ。有袋栽培をすると赤色のグラデーションが綺麗な「あけぼのリンゴ」が完成!

3倍体品種のため陸奥のように500gを超える大型の果実が実ります。
糖酸のバランスがとれたさわやかな味とおいしそうな香りが特徴です。ジュースやジャムにしてもおいしくいただけます。

品種登録2010年3月11日 品種登録
登録番号「19260」
育成者塩崎雄之輔
登録者・権利者国立大学法人弘前大学
親品種ゴールデンデリシャス×弘大1号

きみと

リンゴ新品種 HFF63リンゴ新品種 HFF63 輪切りの断面さわやかな甘みとたっぷりの蜜が特徴の上品なリンゴ。

果皮が黄色で果肉が白色の系統。
「こうこう」は濃厚な甘みなのに対し、「きみと」はさわやかな甘みが特徴で、蜜もたくさん入ります。王林のようにやや縦長な品種で350g程度になります。
青森では11月上旬~中旬に収穫されます。
王林に代わる品種として期待しています。

品種登録2016年3月25日 品種登録 品種名称「HFF63」
登録番号「25147」
商標登録2017年2月10日 商標登録 商標「きみと」
登録番号 第5920266号
育成者塩崎雄之輔・松本和浩・藤田知道
登録者・権利者国立大学法人弘前大学
親品種ふじ×東光

美紅

リンゴ新品種 HFF33リンゴ新品種 HFF33 カットリンゴ酸味を抑えた赤い果肉のリンゴ品種「美紅」。貯蔵性も抜群!

果皮も果肉も赤く着色する系統。 果皮が「千秋」のように縞模様に赤く色づく果肉まで赤く着色する品種です。酸含量が0.4%と「ふじ」と同程度なので誰もがおいしく食べられます。白い果肉の品種と組み合わせて紅白のカットリンゴの販売を目指しています。青森県では11月上旬~中旬に収穫され、重さは350g以上になります。

品種登録2016年6月13日 品種登録 品種名称「HFF33」
登録番号「25258」
商標登録2020年4月23日 商標登録 商標「美紅」
登録番号 第6247673号
育成者塩崎雄之輔・松本和浩・藤田知道・佐藤早希
登録者・権利者国立大学法人弘前大学
親品種東光×赤肉親系統1

HFF60

リンゴ新品種 HFF60リンゴ新品種 HFF60断面の様子黄色の果皮を通して中の赤色が透けて見える桃のようなリンゴ。コントラストを生かした活用を!

果皮が黄色で果肉が赤い系統。 黄色の果皮を通して果肉の赤色が淡いピンク色に透けて見える桃のような可憐なリンゴです。果肉が赤く色づくのは「紅の夢」と同様ですが、酸味が抑えられているので生食しやすくなっています。
果皮の黄色と果肉の赤のコントラストは彫刻しても美しいことからディスプレイにも適しています。
青森県では10月上旬~中旬に収穫され、重さは350g程度になります。

品種登録2016年3月25日 品種登録
登録番号「25146」
育成者塩崎雄之輔・松本和浩・藤田知道・佐藤早希
登録者・権利者国立大学法人弘前大学
親品種東光×赤肉親系統1

活動内容一覧

農場実習

農場実習

農学生命科学部の2年生を対象に農場実習を行っています。
座学で得た知識と実習で得た体験を融合し、実学的な視点で地域社会や世界に貢献できる人材の育成を目指しています。

農場実習

研究活動

研究活動

センター専任の4人の教員を核として、藤崎農場では園芸学を、金木農場では作物学、畜産学を中心とする研究活動を行っています。農学生命科学部の教員との連携はもちろん、他大学の教員や企業との共同研究にも積極的に取り組んでいます。

研究活動

農場イベント

農場イベント

地域の皆さんにセンターでの教育・研究活動に対する理解を深めていただくため、春と秋に各農場で農場公開を行っています。また、公開講座、親子体験学習、栽培体験学習など生涯学習、食育に関する社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

農場イベント
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