弘前大学 農学生命科学部附属 白神自然環境研究センター 白神山地で学び世界を見つめる

弘前大学白神酵母の商品化・ブランド化!!

産学官の研究組織「白神酵母研究会」は平成27年1月28日(水)、弘前のホテルニューキャッスルにて開催された2014年度第2回会合において、「弘前大学白神酵母」を商標登録し、併せてブランドマークを制定したことを発表しました。当研究所の兼任教員でもある殿内暁夫准教授は、2014年度に新たに白神山地内で採取した酵母13株の中にエタノール耐性が高く清酒醸造に向いている可能性のある酵母があることを紹介し、今後は清酒やシードル、ワイン、パンなどに適した酵母の育種も進める考えを示しました。

セミナー「生物情報ネットワークを 構築するためには」が無事終了いたしました。

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弘前大学 白神自然環境研究所主催セミナー「生物情報ネットワークを構築するためには」 ~青森県でみつけて、つないで、発信する~が2月13日に無事に終了いたしました。雪が吹雪く荒天の中、のべ80名以上の参加者の方々が来られました。

参加された皆様、講師の皆様、開催にあたりご協力頂きました皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。ここで学んだことやご意見を踏まえ、当研究所もより一層積極的に生物情報を利活用できる土台作りに貢献していきたいと思います。

 

 

【更新】弘前大学 白神自然環境研究所主催セミナーのお知らせ、講演要旨集

弘前大学 白神自然環境研究所主催セミナー、生物情報ネットワークを構築するためには
~青森県でみつけて、つないで、発信する~を開催します。

青森県は世界自然遺産白神山地や八甲田山をはじめとする非常に恵まれた自然環境を有しています。しかし、ここに生育する生物の基本的な情報、例えば分布や生態、標本に関する情報は、誰もが利用しやすい状態で整理されているわけではなく、それらを統合・集約して活用する体制の整備が急がれます。このままでは多くの貴重なデータが埋もれてしまい、今後、地域の生物多様性保全を考える上でも大きな障害となると考えられます。郷土の豊かな自然環境をよりよい形で次世代につなげるためにも民・官・学が協力して生物情報ネットワークを整備していく必要があるのではないでしょうか。
研究活動のみならず積極的に行われている市民観察会などの活動で得られた情報を活かすため、どのような仕組みを構築すべきなのか、本セミナーでは生物情報ネットワークの例として主にGBIF(地球規模生物多様性情報機構)に注目し、その仕組みや実際の活用方法、また生物標本を利用した活動など様々な講師陣にお話を頂き、青森県に埋もれつつある貴重な自然資源を活かす方法について学ぶ場としたいと思います。

日時:2015年2月13日金曜日 午後14:00~17:00
場所:弘前大学 コラボ弘大8階 八甲田ホール

セミナー対象者:生物情報に関わる行政・博物館等関係者、関心のある学生、一般市民。
参加者にもう少し余裕があります。当日参加も可能ですが、メールもしくは電話、FAXで、できる限り事前にご連絡いただけますようお願い申し上げます。申し込みにはこちらのお問い合わせフォームもご利用ください。
セミナーの参加というタイトルでお名前・ご連絡先等、記入お願いいたします。
→ https://nature.hirosaki-u.ac.jp/shirakami/contact.html

連絡先:弘前大学 白神自然環境研究所 山岸

e-mail : hyama@cc.hirosaki-u.ac.jp
TEL & FAX : 0172-39-3706

【注意】 当日参加されます方へ (車ご利用の方へ)

車をご利用の方は弘前大学正門奥にございます守衛詰所までお越しください。
こちらで、必要事項に記入され入構許可書(パスカード)をお受け取りください。駐車場の位置はこの時説明があります。ちなみにパスカードがなければ構内に駐車する事はできません。また、この季節は駐車場が非常に込み合うことがあります。可能な限り公共交通機関でお越し頂けますようお願いいたします。

※場合によっては構内に駐車できない可能性がありますのでご留意ください。
本学から最も近い駐車場はこちらで確認する事ができます(いずれも1km程離れております)。

【セミナー当日の流れ】※詳しい講演内容はセミナープログラムをご覧ください。

0.本セミナーの趣旨説明

弘前大学白神自然環境研究所 山岸洋貴

1.国際的な生物多様性情報ネットワークGBIFのはたらきと課題
国立科学博物館 細矢 剛

2.S-Net (サイエンスミュージアムネット)について
国立科学博物館 福田知子

3.市民がつくる“神奈川県植物誌”
神奈川県立生命の星・地球博物館 大西 亘

4.那須野が原博物館の活動と生物情報の公開
栃木県那須野が原博物館 多和田潤治

5.大学博物館における情報発信とその役割 -東京大学総合研究博物館を例として-
東京大学総合研究博物館 矢後勝也

6.青森市森林博物館での標本整理活動について
青森市森林博物館 辻村 収

7.個人コレクションの行方
弘前大学白神自然環境研究所     中村剛之

8.全体質問等

 

セミナーポスター→2015セミナー
セミナープログラム→セミナープログラムweb

 

兼任教員の殿内先生が白神山地でキノコについて新発見!!

ムキタケは一種類のキノコではなかった。

キノコの季節は過ぎてしまいましたが、ムキタケというキノコのことはご存知でしょうか?癖のない味でツルンとした食感をした人気者のキノコです。キノコ採りのエキスパート達の間では、ムキタケには傘が黄色のタイプ(写真1)と、それよりも若干遅く生えてくる緑色のタイプ(写真2)の二種類あることが知られていました。どちらも形はそっくりで味は変わらず、緑色のタイプの方が若干歯ごたえが強いという程度の差しかありません。このたび、農学生命科学部分子生命科学科の殿内准教授のグループが、詳細な菌学的解析と遺伝子配列を用いた分子系統解析によって両者は黄色タイプと緑色タイプは別種であることを明らかにしました。つまり、これまでは二種類のキノコが混同されてムキタケと呼ばれていたということです。同グループはムキタケの和名と学名を整理し、黄色のタイプを和名:ムキタケ・学名:Sarcomyxa edulis、緑色のタイプを和名:オソムキタケ・学名:Sarcomyxa serotinaとすることを日本菌学会会報で提案しました(日本菌学会会報 55: 19-28. 2014: http://ci.nii.ac.jp/naid/40020265950)。

(右)写真1黄色タイプ (左)写真2緑色タイプ

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観察園ライブカメラ

白神自然観察園(西目屋村)は只今冬期閉鎖中ですが、ライブカメラの画像を見る事ができます(理工学部の丹波研究室提供)。積雪の様子などご覧ください。

http://www.t-lab.st.hirosaki-u.ac.jp/webcam/shirakami/shirakamitop.html

白神自然観察園 冬季閉鎖について

弘前大学白神自然環境研究所付属白神自然観察園(西目屋村川原平)は12月1日より冬季閉鎖中です。来春は2015年5月1日開園予定です。今シーズンも多くの方にご利用いただき誠にありがとうございました。

※また、白神ラインは西目屋村の二ツ井線分岐までで冬季閉鎖中です。

 

 

ひろだい白神レーダー画像の公開

白神自然環境研究所&理工学部寒地気象実験室が設置しました県内初のXバンド気象レーダーの画像を一般公開いたします。

http://www.t-lab.st.hirosaki-u.ac.jp/HSRadar/publish.php

画像の利用などに関しては注意書きをお読みください。

ひろだい白神レーダー開設記念シンポジウム―津軽の空を見守る新しい眼―

弘前大学白神自然環境研究所では、このたび平成26年3月に気象レーダーを設置し観測を開始した青森初の気象ドップラーレーダー「ひろだい白神レーダー」に関するシンポジウムを開催いたします。

日時:平成26年9月27日(土)14:00 ~ 9月28日(日)12:00
場所:弘前大学創立60周年記念会館 コラボ弘大 8階 八甲田ホール

シンポジウムのリーフレット

開催要項

 【趣旨】 世界遺産白神山地のブナ林生態系の維持には、山地の豊富な降水が重要な役割を果たすことが知られている。しかし、山地内の降水の観測点はきわめて少数であり、降水の定量的な分布や変動に関する情報が少ない状況であった。このような背景のもと、弘前大学では、平成26年3月に気象レーダーを設置し観測を開始した。「ひろだい白神レーダー」と名付けた本レーダーは、白神山地の降水のモニタリングだけでなく、青森県初(防衛用を除く)の気象ドップラーレーダーとして、県内の大雨・大雪・突風など気象災害の研究にも役立つことが期待される。そこで、本レーダーの開設を記念したシンポジウムを開催し、気象レーダーを用いた白神山地生態系と青森県の気象災害の今後の研究について、また、地域の防災関係者と共に気象レーダーの活用について議論する機会とする。

主催:弘前大学白神自然環境研究所、弘前大学大学院理工学研究科 寒地気象実験室
後援:弘前大学大学院理工学研究科 自然防災研究センター
協賛:アップルウエーブ(株)、青森地方気象台、国土交通省青森河川国道事務所、青森県、青森市、弘前市、五所川原市、黒石市、平川市、西目屋村

<タイムスケジュール>        ダウンロード→プログラム(2014-9-25現在)

1日目 (14:00~17:00) 開場(13:30)

1.開会(14:00)
2.主催者挨拶                 白神自然環境研究所長 檜垣大助
3.後援者挨拶         理工学研究科 自然防災研究センター長 有賀義明
4.趣旨説明・日本の気象レーダー観測の動向
理工学研究科  寒地気象実験室長   児玉安正

5.基調講演
「豊かな水が育む白神山地のブナ林生態系とその将来」
白神自然環境研究所 教授 石川幸男

「弘前大学レーダーへの期待 ―Xバンドドップラーレーダーで何が見えるか― 」
気象庁気象研究所気象衛星・観測システム研究部 第四研究室長 楠研一

「レーダーを通して見える気象の世界 ―国内外での観測より― 」
琉球大学理学部物質地球科学科(地学系) 准教授 山田広幸

「白神山地における水・物質循環」
農学生命科学部 教授 工藤明

2日目 (9:30~12:00)

地元の講演

1.講演

「平成25年台風18号豪雨に伴う岩木川の出水状況と治水事業効果について」
樋川 満 (国土交通省 青森河川国道事務所 調査第一課)

「2013年8月9日の秋田・岩手県の大雨」 1)津口裕茂・1) 2)廣川康隆・1)加藤輝之(1: 気象庁気象研究所、2: 気象庁仙台管区気象台) (代理発表: 児玉安正(弘前大学大学院理工学研究科))

「大雪災害の事例報告について」 三浦直美 (弘前市経営戦略部防災安全課)

「白神山地の降雨・融雪・地震による地すべり」
檜垣大助(弘前大学白神自然環境研究所)

「ひろだい白神レーダー画像の公開システム」
1)田邊真輝・2)丹波澄雄・2)児玉安正( 1: 弘前大学理工学部、2: 弘前大学大学院理工学研究科)

2.総合討論

【参加者の皆様へのお願い】

・シンポジウムには自由に参加頂けます。参加費は無料です
・事前の申し込みは不要ですが、会場の設営上、御所属とおおよその人数等を事前に下記連絡先までメールでお知らせ頂けると幸いです。
・27日18:00~20:00まで、立食パーティー形式で懇親会を予定しております。場所は、会場から徒歩数分の弘前大学生協スコーラムです。会費(3000円)は当日お支払い頂きます。皆様のご参加を歓迎いたします。参加を希望される方は、会場準備の都合上、事前(9月24日くらいまで)に、御所属と人数等連絡先までメールでお知らせ下さいますようお願いいたします。

連絡先
弘前大学大学院理工学研究科 児玉安正 kodama@cc.hirosaki-u.ac.jp

 

 

 

 

白神自然観察園 (西目屋村)周辺の交通規制について

白神自然観察園前の新規県道の建設に伴う舗装工事のため,
下記の期間中は研究所及び観察園内に立ち入ることができません
ので,ご了承ください。
なお,観察園の利用については申請が必要です。
詳しくは,白神自然環境研究所ホームページ

利用申請


をご覧願います。
ご不便・ご迷惑をおかけしますが,ご理解・ご協力のほど
よろしくお願いいたします。

日時:平成26年6月26日(木)から6月28日(土)まで
各日とも 14時00分から17時00分まで

白神自然環境研究所 小セミナー・白神自然観察園友の会総会、観察会のお知らせ

・総会&小セミナー(早春の植物達~山岸担当)
 日時:418日(金) 1730
 場所:弘前大学 コラボ弘大8F 八甲田ホール
<会員以外の方もご参加いただけます。小セミナーは20分程度の話題提供です。>
<総会は18:00頃から1時間程度です。>

・観察会「春の観察会 ~観察園を歩こう~」
日時:516日(金)1300
場所:弘前大学白神自然観察園 (西目屋村川原平)

※参加者は前日までにお申し込みを0172-39-3706(山岸)
保険代として、1100円 当日徴収致します。
<会員以外の方もご参加いただけます。>

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