弘前大学 農学生命科学部附属 白神自然環境研究センター 白神山地で学び世界を見つめる

ロシア ウラジオストク植物園研究所と国際共同セミナーを行いました。

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ロシア科学アカデミーウラジオストク植物園研究所と共同セミナーを2015年11月9日にロシアウラジオストク植物園内にて行いました。当植物園研究所と白神自然環境研究所は本年2月に研究協定を結んでおり、今後の活発な研究活動協力を模索するためのセミナーでした。両国双方の研究所から活発な意見交換が行われ、今後もさまざまな面で研究協力を強化することで意見が一致しました。

白神自然観察園の冬期閉鎖につきまして

白神自然観察園は2015年11月29日より冬期閉鎖になります。
29日はトイレ等水道関係は利用できませんのであらかじめご了解ください。
来季は2015年5月1日を開園日として予定しています。

27白神自然観察園等の利用について(通知)

白神山地植物情報検索がメディアで紹介されました。

当研究所で進めております白神山地周辺の生物に関する情報を蓄積、集約し公開する事業の一環として6月後半より試験公開していおります白神山地植物情報検索サイトが、弘前経済新聞http://hirosaki.keizai.biz/headline/334/、東奥日報、陸奥新報、NHK青森等で紹介されました。

このサイトは、まだ試作段階でありたたき台にすぎないのですが、これから一般市民の方々のご協力を得ながら進化させていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。順次、誤記の訂正やシステムの改善、内容の充実を図っていく次第です。

 

 

「夜の観察会@白神自然観察園」ホタルや夜の動物を観察しましょう。

夜の観察会「夜の観察会@白神自然観察園」 担当 中村
日:2015年 7月16日 木曜日 午後18:00~21:00ごろまで
場所:白神自然観察園(西目屋村)
集合:観察園(西目屋村川原平)
前日までに事前登録をお願いいたします。
参加費:100円(保険料として)

詳しくはこちらをご覧ください→夜の観察会

「昆虫標本の作り方 実践講習会」の開催時間・場所

「昆虫標本の作り方 実践講習会」

講師:中村剛之准教授
2015年 6月15 日 月曜日
13:00より農学生命科学部151教室で開催します。
参加ご希望の方は事前にご連絡いただけますと幸いです。

 

弘前大学白神自然環境研究所附属白神自然観察園 開園のお知らせ

白神自然観察園は2015年5月1日に開園予定です。
午前9:00-午後16:00 (毎週月曜日定休日)
但し、積雪がある場合、観察路を閉鎖する場合がございます。ご了承ください。

情報:現在(2015年4月22日)、50cm程の積雪がございます。場所によっては積雪が無くカタクリやキクザキイチゲなどが開花しております。イワウチワなども開花中です。

園内での山菜の採取等はご遠慮ください。

弘前大学白神酵母の商品化・ブランド化!!

産学官の研究組織「白神酵母研究会」は平成27年1月28日(水)、弘前のホテルニューキャッスルにて開催された2014年度第2回会合において、「弘前大学白神酵母」を商標登録し、併せてブランドマークを制定したことを発表しました。当研究所の兼任教員でもある殿内暁夫准教授は、2014年度に新たに白神山地内で採取した酵母13株の中にエタノール耐性が高く清酒醸造に向いている可能性のある酵母があることを紹介し、今後は清酒やシードル、ワイン、パンなどに適した酵母の育種も進める考えを示しました。

セミナー「生物情報ネットワークを 構築するためには」が無事終了いたしました。

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弘前大学 白神自然環境研究所主催セミナー「生物情報ネットワークを構築するためには」 ~青森県でみつけて、つないで、発信する~が2月13日に無事に終了いたしました。雪が吹雪く荒天の中、のべ80名以上の参加者の方々が来られました。

参加された皆様、講師の皆様、開催にあたりご協力頂きました皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。ここで学んだことやご意見を踏まえ、当研究所もより一層積極的に生物情報を利活用できる土台作りに貢献していきたいと思います。

 

 

【更新】弘前大学 白神自然環境研究所主催セミナーのお知らせ、講演要旨集

弘前大学 白神自然環境研究所主催セミナー、生物情報ネットワークを構築するためには
~青森県でみつけて、つないで、発信する~を開催します。

青森県は世界自然遺産白神山地や八甲田山をはじめとする非常に恵まれた自然環境を有しています。しかし、ここに生育する生物の基本的な情報、例えば分布や生態、標本に関する情報は、誰もが利用しやすい状態で整理されているわけではなく、それらを統合・集約して活用する体制の整備が急がれます。このままでは多くの貴重なデータが埋もれてしまい、今後、地域の生物多様性保全を考える上でも大きな障害となると考えられます。郷土の豊かな自然環境をよりよい形で次世代につなげるためにも民・官・学が協力して生物情報ネットワークを整備していく必要があるのではないでしょうか。
研究活動のみならず積極的に行われている市民観察会などの活動で得られた情報を活かすため、どのような仕組みを構築すべきなのか、本セミナーでは生物情報ネットワークの例として主にGBIF(地球規模生物多様性情報機構)に注目し、その仕組みや実際の活用方法、また生物標本を利用した活動など様々な講師陣にお話を頂き、青森県に埋もれつつある貴重な自然資源を活かす方法について学ぶ場としたいと思います。

日時:2015年2月13日金曜日 午後14:00~17:00
場所:弘前大学 コラボ弘大8階 八甲田ホール

セミナー対象者:生物情報に関わる行政・博物館等関係者、関心のある学生、一般市民。
参加者にもう少し余裕があります。当日参加も可能ですが、メールもしくは電話、FAXで、できる限り事前にご連絡いただけますようお願い申し上げます。申し込みにはこちらのお問い合わせフォームもご利用ください。
セミナーの参加というタイトルでお名前・ご連絡先等、記入お願いいたします。
→ https://nature.hirosaki-u.ac.jp/shirakami/contact.html

連絡先:弘前大学 白神自然環境研究所 山岸

e-mail : hyama@cc.hirosaki-u.ac.jp
TEL & FAX : 0172-39-3706

【注意】 当日参加されます方へ (車ご利用の方へ)

車をご利用の方は弘前大学正門奥にございます守衛詰所までお越しください。
こちらで、必要事項に記入され入構許可書(パスカード)をお受け取りください。駐車場の位置はこの時説明があります。ちなみにパスカードがなければ構内に駐車する事はできません。また、この季節は駐車場が非常に込み合うことがあります。可能な限り公共交通機関でお越し頂けますようお願いいたします。

※場合によっては構内に駐車できない可能性がありますのでご留意ください。
本学から最も近い駐車場はこちらで確認する事ができます(いずれも1km程離れております)。

【セミナー当日の流れ】※詳しい講演内容はセミナープログラムをご覧ください。

0.本セミナーの趣旨説明

弘前大学白神自然環境研究所 山岸洋貴

1.国際的な生物多様性情報ネットワークGBIFのはたらきと課題
国立科学博物館 細矢 剛

2.S-Net (サイエンスミュージアムネット)について
国立科学博物館 福田知子

3.市民がつくる“神奈川県植物誌”
神奈川県立生命の星・地球博物館 大西 亘

4.那須野が原博物館の活動と生物情報の公開
栃木県那須野が原博物館 多和田潤治

5.大学博物館における情報発信とその役割 -東京大学総合研究博物館を例として-
東京大学総合研究博物館 矢後勝也

6.青森市森林博物館での標本整理活動について
青森市森林博物館 辻村 収

7.個人コレクションの行方
弘前大学白神自然環境研究所     中村剛之

8.全体質問等

 

セミナーポスター→2015セミナー
セミナープログラム→セミナープログラムweb

 

兼任教員の殿内先生が白神山地でキノコについて新発見!!

ムキタケは一種類のキノコではなかった。

キノコの季節は過ぎてしまいましたが、ムキタケというキノコのことはご存知でしょうか?癖のない味でツルンとした食感をした人気者のキノコです。キノコ採りのエキスパート達の間では、ムキタケには傘が黄色のタイプ(写真1)と、それよりも若干遅く生えてくる緑色のタイプ(写真2)の二種類あることが知られていました。どちらも形はそっくりで味は変わらず、緑色のタイプの方が若干歯ごたえが強いという程度の差しかありません。このたび、農学生命科学部分子生命科学科の殿内准教授のグループが、詳細な菌学的解析と遺伝子配列を用いた分子系統解析によって両者は黄色タイプと緑色タイプは別種であることを明らかにしました。つまり、これまでは二種類のキノコが混同されてムキタケと呼ばれていたということです。同グループはムキタケの和名と学名を整理し、黄色のタイプを和名:ムキタケ・学名:Sarcomyxa edulis、緑色のタイプを和名:オソムキタケ・学名:Sarcomyxa serotinaとすることを日本菌学会会報で提案しました(日本菌学会会報 55: 19-28. 2014: http://ci.nii.ac.jp/naid/40020265950)。

(右)写真1黄色タイプ (左)写真2緑色タイプ

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